ジム・モリソン(ロックシンガー)
伝説のロックシンガー、ジム・モリソンは、パーソナリティ障害を持ち合わせた人物であると
いわれています。
彼の生まれ育った環境は、粗悪というよりもむしろ厳格な家庭でしたが、成長すると共に、
破天荒気質がむき出しになっていきます。
彼の生涯に最も影響を及ぼした事件は、幼い頃の交通事故の目撃です。
インディアンの人々が乗った車がトラックか何かに衝突し、その後、即死した死体が血まみれで
地面に転がっているところを目撃したというのです。
そのことが人生で一番大きな出来事であったと、彼自身が語っています。
そのことが人生にどれだけ大きな影響を与えたかは、彼のみが知ることですが、モリソンは
音楽の道を志す以前から、ドラッグに溺れていました。
様々なドラッグと共にアルコール依存にもなり、酔っ払ったままレコーディングをしたり、
常に衝動的な性格で、それこそ「やりたいように」振る舞い続けました。
彼のバンド「ドアーズ」のツアーでは、公で性器を見せたことで逮捕されています。
晩年は執筆活動に集中するため、パリに移住しましたが、彼が27歳のある日、バスタブの中で
遺体となっている姿が発見されました。
死因は不明ですが、ドラッグの過剰摂取による合併症ではないかと言われています。
彼は成功した大スターでありながら、自分を全くコントロールできず、それが原因で不幸なまま
死を迎えた、といっても過言ではないでしょう。
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