特徴1

パーソナリティ障害の特徴1

パーソナリティ障害とは、日本語では「人格障害」といい、聞き覚えのある方も多いと思います。

例えば、気性が激しく、機嫌のいい時と悪い時の態度が全く違う人を見た時、私たちは
あの人は二重人格だ」と言うかもしれません。

もっとも、その人が本当に二重人格かどうかはさておき、実際に、二重人格という概念は、
医学の世界でも存在します。

パーソナリティ障害には「境界性」「強迫性」などに細分化されますが、全てにおいて当てはまる
概念は「両極端な発想と行動を有する」ことです。

白か黒、100点か0点、最高か最悪、といった感じで、「そこそこ」という発想がないのです。

今日の友は明日の敵、という風に、人間関係にもその特徴は大きく影響します。

また、一貫した自己像がないことも、大きな特徴として挙げられます。

ある時は自信に満ちて、プライドも高く、人前で堂々と振舞いますが、別の時には、自分を過剰に
卑下し、気持ちが泥沼にはまったような感覚に陥ります。

自分が最低な人間だと思うあまり、言動も行動も粗野なものになり、ひどい時には、衝動的に
自殺行為を図ることもあります。

このように、パーソナリティ障害とは、感情のコントロールができず、主体性が感情に流されて
どうにもならない状態
のことを意味します。

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