パーソナリティ障害の特徴2
パーソナリティ障害のそのほかの主だった症状についても説明します。
全てのパーソナリティ障害について、共通して言える症状には、以下のようなものがあります。
・心の許容範囲が狭く、許容範囲を越えることには無謀な対応をする
・他人を信用しない
・自分の常識は全て他人に受け入れられると信じる
などです。
自分の常識が他人にも通用するというのは、「自分はこれをこう思う、そしてほかの人も同じように
思っている」という強い思いのことです。
例えば、自分が気に入った洋服は他人も気に入ると思い込み、それを否定されると、
物凄くヒステリックになることがあります。
自分が肯定していることを相手が否定すれば、その理由が何であれ、全く納得せず、
相手を責め立てるのです。
こういったこと全てが、人間関係のトラブルに発展する可能性を秘めています。
人を信じなければ誰とも信頼関係を築くことができないし、大きなショックを受けるたびに
破壊行為をしたり、やけ酒に暮れていれば、その人の周辺から人はいなくなります。
周りの人は、常にその人がコロコロ気分を変えることにハラハラさせられるし、気分が変わりやすく、
衝動的な言動・行動をしかねないような人とは関わりを持ちたくないと思うに違いありません。
特に、家族がパーソナリティ障害の身内を世話すると、とてつもなく大きな心労を抱えることに
なります。
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