原因1 家庭環境

パーソナリティ障害の原因1 家庭環境

全てのパーソナリティ障害に当てはまる原因は、幾つか挙げることができます。

まず最初に言えることは、精神疾患の多くで、その家庭環境に理由を求める傾向がありますが、
決してそれが全てというわけではない、ということです。

確かに両親の普段の性格や子育て方針が子供に影響を与え、それをきっかけにしてパーソナリティ
障害になることも考えられます。

しかし、両親が健全な精神を持っていても、パーソナリティ障害になることを阻止できないケースも
多くある、ということを理解して頂きたいと思います。

その上で、「原因の一つに、家庭環境の不安定さがある」ということはできます。

親が気分によって子供に対する接し方を変えたり、子供に無関心でいると、子供は親に対する不信感を
抱くようになります。

そして、その不信感が、第三者全てに対するものに変わっていくことも考えられるでしょう。

更に、元から子供が持つ性質も、大きく影響するものと思われます。

同じ家庭環境で生まれた子供同士を比べても、その性格や行動パターンが全く異なることは、
子育てを通じてお分かりの方も多いのではないかと思います。

そして、子供の個性に対して、親が柔軟な姿勢でいなければ、子供は本来の自分の姿に自信を
なくすことになるでしょう。

子供を平等に育てるだけでなく、子供の個性を見抜いた愛情表現ができるか否かも、パーソナリティ
障害発症の有無に影響するのではないかと思われます。

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