自信がなくて内向的

自信がなくて内向的

自己愛性パーソナリティ障害の人は、一方で過剰なまでの自信を誇示し、人をばかにしたり優越感に
浸ることだけを考えていますが、もう一方では、自分の理想像と現実とのギャップに苦しみ、自分の
表情を表に出さないようにする傾向
がある場合もあります。

しかし根底では、「男根型」の人と同じように、自己愛に溢れた自分がいて、自分を特別な人間だと
思っています。

ここで言う人の傾向は、「内向的・恥ずかしがりや」の性格を持つ人についてです。

このタイプの自己愛性パーソナリティ障害の人は、自分に対する愛情には並ならぬものがありますが、
自分に自信がないため、自己イメージをどう扱っていいのかわからなくなっています。

ですから、自分の殻に閉じこもりやすいのです。

人前では決して目立とうとはせず、会話も最低限度で、周りの人を自分の内には入れません。

また、他人の評価に対しても敏感です。

自分にどういう評価が下されているのかが気になって仕方がないのに、その評価をどう受け入れて
いいのかも分からないので、敢えて人を避けます。

自分の理想像を守るためなら、どんなことも避けて通りたい気持ちでいます。

つまり、内向的になることで、自尊心や理想像を徹底的に守っていると言えるでしょう。

このような場合も、他人に理解されにくく、自ら孤独状態を招いています。

寂しくて笑顔でいられる場所を求めても、理想が崩れるのが怖くて、外の世界に出て行けずにいます。

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